2023年– date –
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千頭 敏史 <感想> 『萬葉』秀歌百首
●千頭 敏史 令和五年(二〇二三)四月二十七日 <新潮日本古典集成で読む『萬葉』秀歌百首> 萩の花 咲けるを見れば 君に逢はず まことも久に なりにけるかも (作者未詳 巻第十 2280番歌) 巻い」、真価をしっかりと感受してこ... -
金森 いず美 <感想> 「年 齢」
●金森 いず美 令和五年(二〇二三)四月二十日 <小林秀雄と人生を読む夕べ> 「年 齢」 (『小林秀雄全作品』第18集所収) 四月の「小林秀雄と人生を読む夕べ」は、小林先生が四十八歳で書かれた作品「年齢」でした。書き出しは「私は、今まで... -
千頭 敏史 <感想> 「年齢」「思想という言葉」
●千頭 敏史 令和五年(二〇二三)四月二十日 <小林秀雄と人生を読む夕べ> 「年 齢」 (『小林秀雄全作品』第18集所収)「思想という言葉」 令和五年四月二十日には「年齢」「思想という言葉」のご講義を賜わり有難うございました。 「年 齢」... -
金森 いず美 <感想> 第二十八章 (上)宣長の「学問の本意」
●金森 いず美 令和五年(二〇二三)四月六日 <小林秀雄「本居宣長」を読む> 第二十八章 上 宣長の「学問の本意」 「小林秀雄『本居宣長』を読む」は、第二十八章に入り、四月にその前半を読みました。 昨年四月の第十九章から受講を始めて一年... -
大江 公樹 <感想> 第二十八章(上)宣長の「学問の本意」
●大江 公樹 令和五年(二〇二三)四月六日 <小林秀雄「本居宣長」を読む> 第二十八章(上)/ 宣長の「学問の本意」 (『小林秀雄全作品』第27集) 池田塾頭が「宣長が『序』の漢文体のこの部分に聞き別けたのは、安万侶の肉声だったのだ」... -
事務局ごよみ(6) 解き難き姿と親しむ 村上 哲
事務局ごよみ(6) 解き難き姿と親しむ 村上 哲 小林秀雄の文章は難しい、殊に『本居宣長』は難解極まる……。 この手の評は、小林秀雄氏当人がご存命のころから今に至るまで続く、ある種の共通認識とすら言えるのではないでしょうか。 私も、... -
小島 由紀子 <感想> 『萬葉』秀歌百首
●小島 由紀子 令和五年(二〇二三)三月二十三日 <新潮日本古典集成で読む『萬葉』秀歌百首> 旅に 霞たなびく (1818番歌) ――あの娘の名にかけて呼ぶのにふさわしい朝妻山、あの片山の崖に霞がたなびいている。 「先ほどの第四、第五首では、... -
千頭 敏史 <感想> 『萬葉』秀歌百首
●千頭 敏史 令和五年(二〇二三)三月二十三日 <新潮日本古典集成で読む『萬葉』秀歌百首>旅人の 宿りせむ野に 霜降らば 我が子羽ぐくめ 天霞たなびく 春立つらしも (人麻呂歌集 巻第十 1812番歌) 「旅人の 宿りせむ野に」の歌につ... -
金森 いず美 <感想> 「蘇我馬子の墓」
●金森 いず美 令和五年(二〇二三)三月十六日 <小林秀雄と人生を読む夕べ> 「蘇我馬子の墓」 (『小林秀雄全作品』第17集所収) 三月の「小林秀雄と人生を読む夕べ」は「蘇我馬子の墓」でした。この作品は、読み重ねるごとに、私のなかで、色合... -
鬼原 祐也 <感想> 「わかるということ」
●鬼原祐也 令和五年(二〇二三)三月十六日 <小林秀雄と人生を読む夕べ> 「わかるということ」 「肉声を磨く」 人の話を聞くということは、その人の人生劇の役者としての芝居を身をもって吸収することだと思う。 手に入れた芝居は、言い換えるなら食...