2023年– date –
-
千頭 敏史 <感想> 第二十九章「古の実のありさま」は古語にこそ
●千頭 敏史 令和五年(二〇二三)六月一日 <小林秀雄「本居宣長」を読む> 第二十九章 「古のありさま』も失われるという問題にあった、宣長は、そう直ちに見て取った」。小林先生は、この宣長の見解は正しいとされ、「ただ、正しいと言い切るのを、... -
事務局ごよみ(8) 夏といえば白 橋岡 千代
事務局ごよみ(8) 夏といえば白 ――私塾レコダ l’ecoda「『萬葉』秀歌百首」へのお誘い 橋岡 千代 前回の「事務局ごよみ」(5)では、池田雅延塾頭の講座「新潮日本古典集成で読む伊藤博氏撰『萬葉』秀歌百首」より、雪という天... -
大江 公樹 <感想> 『萬葉』秀歌百首
●大江 公樹 令和五年(二〇二三)五月二十五日 <新潮日本古典集成で読む『萬葉』秀歌百首> 我 2394番歌) 「我が背子を」について、この歌が冬雑歌にある以上、相聞歌ではなく雪について詠んだ歌として読むべきだ、といふ契沖の考へ方を知り、『... -
齋藤 崇宏 <感想> 『萬葉』秀歌百首
●齋藤 崇宏 令和五年(二〇二三)五月二十五日 <新潮日本古典集成で読む『萬葉』秀歌百首>我守りやお札を購入しました。「小林秀雄講演 第8巻」の講演内容の意味がやっと分かった気がします。 池田塾頭、講座を開いてくださり、ありがとうございます。 -
千頭 敏史 <感想> 『萬葉』秀歌百首
●千頭 敏史 令和五年(二〇二三)五月二十五日 <新潮日本古典集成で読む『萬葉』秀歌百首>我降れり 庭もほどろに」は、「冬雑歌」の「雪を詠む」という題のもとに九首を配列した編纂者の意図を汲み、雪景色を詠んだ九首のなかの一首として味わう、そ... -
金森 いず美 <感想> 「『白痴』についてⅡ」
●金森 いず美 令和五年(二〇二三)五月十八日 <小林秀雄と人生を読む夕べ> 「『白痴』についてⅡ」 (「小林秀雄全作品」第19集所収) 「直観という言葉」 「小林秀雄と人生を読む夕べ」は、五月に「『白痴』についてⅡ」を取り上げました。「様々な... -
千頭 敏史 <感想> 「『白痴』についてⅡ」
●千頭 敏史 令和五年(二〇二三)五月十八日 <小林秀雄と人生を読む夕べ> 「『白痴』についてⅡ」 (「小林秀雄全作品」第19集所収) 「直観という言葉」 令和五年五月十八日には「『白痴』についてⅡ」のご講義を賜りありがとうございました。... -
金森 いず美 <感想> 第二十八章 (下) あやしき言霊のさだまり
●金森 いず美 令和五年(二〇二三)五月十一日 <小林秀雄「本居宣長」を読む> 第二十八章 下 あやしき言霊のさだまり 「小林秀雄『本居宣長』を読む」五月のご講義は、第二十八章後半に入りました。小林先生が宣長の「古事記伝」と身交われる第二十... -
事務局ごよみ(7) ChatGPTと小林秀雄 安達 直樹
事務局ごよみ(7) ChatGPTと小林秀雄 安達 直樹 対話形式で、どのような質問に対してもかなりの精度で答えてくれる人工知能(AI)ChatGPT(チャットジーピーティー)が話題となっている。この人工知能は急速に改良が進んで、ついには米国の司... -
冨部 久 <感想> 『萬葉』秀歌百首
●冨部 久 令和五年(二〇二三)四月二十七日 <新潮日本古典集成で読む『萬葉』秀歌百首> 巻流る (人麻呂歌集 巻第十 2314番歌) この歌の妙味は前半の静と後半の動、しかも激しい動との対比であろう。即ち、前半では雲のない静かな空...